Git pullできない時の対処法【原因別に徹底解説】

Gitでpullができないときの主な原因と対処法をわかりやすく解説します。認証エラーや競合、履歴の不整合など、初心者がよく遭遇するトラブルを解消するためのガイドです。

「git pullできない!」ときに落ち着いて確認しよう

Gitで

git pull
を実行しても失敗することは珍しくありません。この記事では、pullできないときのよくある原因と対処法を、ケース別にわかりやすく紹介します。


ケース①:認証エラー(Permission denied)

エラーメッセージの例

Permission denied (publickey).
fatal: Could not read from remote repository.

原因と対処法

  • SSHキーが登録されていない → GitHubなどに公開鍵を登録
  • HTTPS認証情報が期限切れ → トークンを再発行し再ログイン
ssh -T git@github.com

で接続確認ができます。


ケース②:コンフリクトが原因でpullできない

エラーメッセージの例

error: Your local changes to the following files would be overwritten by merge:

原因と対処法

  • ローカルに未コミットの変更がある状態でpullしようとしている

解決策

  1. 一時退避(stash)
git stash
  1. pull後に復元
git pull origin main
git stash pop

ケース③:rebase/pull拒否エラー

エラーメッセージの例

fatal: refusing to merge unrelated histories

解決策

git pull origin main --allow-unrelated-histories

履歴の接点がない場合、上記オプションで統合を許可します。


ケース④:ローカルの変更がリモートに合わない(非fast-forward)

エラーメッセージの例

! [rejected]        main -> main (non-fast-forward)

解決策

リモートの変更を先に取り込む:

git pull origin main --rebase

またはマージ:

git pull origin main

ケース⑤:ブランチ名の指定ミス

原因と対処法

  • main
    master
    など、ブランチ名が異なっている可能性があります

解決策

git branch -r

でリモートブランチを確認し、正しいブランチ名を指定しましょう。


まとめ:pullできないときはエラーメッセージを冷静に読む

Git pullに失敗した場合は、まずエラーメッセージをよく読むことが重要です。原因ごとに対処法が異なるので、この記事のように状況を切り分けながら落ち着いて対応すれば、ほとんどの問題は解決できます。

編集部

編集部

Git pullできない時の対処法【原因別に徹底解説】