Gitで削除したブランチを復元する方法【簡単リカバリ手順】
Gitで誤って削除してしまったブランチを復元する方法を、状況別にわかりやすく解説します。ローカルとリモートの復旧方法、ログの確認手順も紹介。
「あっ、ブランチを消してしまった!」でも大丈夫
Gitでは、ブランチを削除してしまっても、正しい手順を踏めば復元が可能です。ローカル・リモートそれぞれのケースに分けて、復元手順を解説します。
ローカルブランチを削除してしまった場合
1. ブランチのログを確認する
git reflog
このコマンドで、過去のHEADの移動履歴が確認できます。
2. 該当するコミットハッシュを探す
reflog
の出力から、削除前にブランチが指していたコミットのハッシュ(例:a1b2c3d
)をメモしておきます。
3. 新しくブランチを復元する
git checkout -b 復元したいブランチ名 a1b2c3d
これで、削除前と同じ状態でブランチが再作成されます。
リモートブランチを削除してしまった場合
1. 他の開発者のローカルにブランチが残っていれば復元可能
他のメンバーがまだそのブランチを持っていれば、その人がpushし直すことで復元できます:
git push origin 復元したいブランチ名
2. リモートにしかなかった場合の復旧は困難
もしローカルにどこにも残っていなければ、リモートの履歴やバックアップから復元するしかありません。
よくある削除方法と対処
削除コマンド | 対処方法 |
---|---|
git branch -d ブランチ名 | でコミットIDを確認して復元 |
git branch -D ブランチ名 | 強制削除でも同様に で復元可 |
git push origin --delete ブランチ名 | 他の人のローカルから復元または不可 |
まとめ:削除しても焦らず復旧できる
Gitでは、多くの操作履歴が
reflog
に残っているため、削除しても復元できる可能性が高いです。定期的にpushしておくことで、万が一のときの保険にもなります。焦らず落ち着いて対応しましょう。
編集部