Gitで間違ってコミットした時の対処法【状況別に解説】

Gitで間違ってコミットしてしまった時の対処法を、内容修正・取り消し・履歴変更などの状況別にわかりやすく解説します。初心者にも安心のGitリカバリガイド。

Gitで「うっかりコミット」してしまった!

Gitでは、つい間違ったファイルをコミットしてしまったり、メッセージをミスしたりすることがあります。そんなときでも、Gitは柔軟に対応できるリカバリ機能を備えています。この記事では、状況別の対応方法を解説します。


状況①:直前のコミットメッセージを修正したい

git commit --amend

ポイント

  • メッセージ編集画面が開き、修正が可能になります
  • ステージング内容も再編集できる

※ まだpushしていない場合に使うのが安全


状況②:間違ったファイルを含めてしまったので修正したい

  1. 修正または削除する
rm 間違ったファイル名
  1. 再度add & amendで上書き
git add .
git commit --amend

状況③:1つ前のコミットを取り消したい(内容も履歴も消す)

git reset --soft HEAD~1

ポイント

  • コミットをなかったことにする
  • 作業内容はステージに残るので再編集可能

他の選択肢:

  • -mixed
    :ステージも戻す
  • -hard
    :すべて破棄(要注意)

状況④:誤って複数コミットしてしまった場合

git rebase -i HEAD~3
  • コミット履歴を編集する対話モードが開く
  • 不要なコミットを
    drop
    、まとめたい場合は
    squash

※ ローカルでの操作限定。push後は慎重に


状況⑤:push後にミスが発覚した

1. 修正して新たにコミットし直す

git revert [コミットID]

→ 元の変更を打ち消す新しいコミットを作成

2. 書き換えたい場合(※force push)

git reset --soft HEAD~1
# 修正後
 git push --force

※ チーム開発では要注意。事前に合意を取りましょう


まとめ:ミスしても慌てず対処できるようにしよう

Gitは「間違いをやり直す」ための強力な機能を多数持っています。状況に応じた対処法を知っていれば、慌てずに落ち着いてリカバリできます。まずはローカルで練習して、安心して使えるようになりましょう。

編集部

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